今季はトップ4から遠ざかっているチェルシー photo/Getty Images
来年からCWCは32チーム制へ拡大
来年6月、アメリカでクラブワールドカップ2025(以下CWC)が開催される。この大会より、クラブワールドカップの出場チームは一気に32まで拡大され、4年に1度の大会へと生まれ変わる。
出場チームは各大陸の最上位大会優勝チームとクラブランキングによって決定することになっていて、欧州の場合は過去4大会のチャンピオンズリーグ王者に出場権が与えられる。現時点では昨季の王者マンチェスター・シティ、2021-22シーズンのレアル・マドリード、そして2020-21シーズンを制したチェルシーも出場権を得ている。
しかし4年もあれば、クラブの状況は変わる。英『The Sun』によれば、一部サッカーファンからは現在プレミアリーグで大苦戦しているチェルシーがCWCに参戦するのはおかしいとの声も出ているという。同じイングランド勢でも、リヴァプール、アーセナルの出場権は決まっていない。クラブ最強を決める大会であれば、大会まで1年の現時点で絶好調のアーセナルやリヴァプールを見たいと考えるファンがいるのは当然だろう。
「リヴァプールとアーセナルは出場しないのに、チェルシーはクラブワールドカップを戦う。今チェルシーは欧州カップ戦にさえいないのに」
「馬鹿げている。なぜチェルシーが出場するのか」
現在チェルシーはプレミアリーグで11位に沈んでいて、まだ勝ち点が40にも達していない状況だ。昨夏の積極補強もあって戦力は豪華に見えるが、組織としてはまだまだ完成していない。
他にはパリ・サンジェルマン、インテル、FCポルト、ベンフィカ、ドルトムントの出場が決まっているが、UEFAの顔ぶれに納得できないファンもいるようだ。