レアル・ソシエダ監督のアルグアシルphoto/Getty Images
監督としての成長
日本代表の久保建英を擁するソシエダは、昨季クラブ10年ぶりのチャンピオンズリーグ出場権を獲得する躍動で最高レベルの盛り上がりを見せた。
ソシエダ躍動の要因の一つとして、イマノル・アルグアシルの監督としての成長があるだろう。
『transfermarkt』によると、昨季の監督アルグアシルの戦歴は30勝9分12敗、平均勝点は1.94と素晴らしい結果を残した。20-21シーズンの平均勝点は1.53、21-22シーズンの平均勝点は1.65ポイントだったため、右肩上がりの伸びを見せた。
そしてシーズン終盤に差し掛かっている今季の成績は24勝14分10敗で平均勝点は1.79ポイント。アトレティコ・マドリードに次ぐ6位だ。シーズン終盤にまだまだ結果を伸ばす可能性が高い。
特にこの2年はクラブの好調を維持しているアルグアシル。2022年にソシエダと2025年6月までの2年の契約延長を果たしており、残りは約1年3カ月となった。監督としての成績を伸ばしているアルグアシルが、更なる高みを目指してクラブを去る可能性は十分にあるだろう。しかし、ここまでクラブが成長し続けているため、簡単に手放すわけにはいかないのも事実だ。今後どのように事が進んでいくのか要注目だ。