アル・ナスルでも得点を量産しているロナウド photo/Getty Images
30代に入ってからもペースは落ちていない
39歳を迎えてもFWクリスティアーノ・ロナウドのゴールラッシュは終わらない。現在はサウジアラビアのアル・ナスルへ活躍の場を移し、今季ここまでリーグ戦29ゴールを挙げて得点ランク首位を走っている。
恐ろしいのは、30代に入ってからもペースが落ちていないことだ。米『Bleacher Report』は衝撃的なデータとして、ロナウドが30代に入ってから計422ゴールを決めてきたと伝えている。
これの凄いところは、名アタッカーとして知られた選手たちのキャリア全体の得点数を超えていることだ。
例えばバルセロナやインテルで活躍したサミュエル・エトーはキャリア通算420ゴールを決めているが、この数字をロナウドは30歳からの9年で超えたことになる。
他にもアーセナルなどで活躍したティエリ・アンリ(411ゴール)、元チェルシーFWディディエ・ドログバ(367ゴール)、ゴンサロ・イグアイン&ウェイン・ルーニー&ルート・ファン・ニステルローイ(366ゴール)、ルカ・トーニ&ロビン・ファン・ペルシー(322ゴール)といった具合にだ。
得点感覚はもちろんだが、30代に入ってからも大きな怪我をしていない点もロナウドの強みだ。普通のアスリートは30代に入るとコンディション調整に苦労する者も出てくるが、そうした常識がロナウドには通用しない。得点を量産するには、常にコンディションを高めて試合に出続けるタフさが必要だ。それがロナウドにはある。
今夏にはポルトガル代表の一員としてEURO2024に臨むことが期待されている。そこでもまだ通算得点を伸ばしてくれそうで、ロナウド伝説は終わらない。