しっかりと勝ち点3を獲得 photo/Getty Images
負けてもおかしくない展開
プレミアリーグ第35節でノッティンガム・フォレストに2-0で勝利を果たしたマンチェスター・シティ。
試合後に指揮官のペップ・グアルディオラは「本当に大変だった」と振り返ったが、この試合で多くのチャンスを作ったのはフォレストの方だった。
シティはセットプレイやケビン・デ・ブライネとアーリング・ハーランドのコンビから得点を奪うことはでき、フォレストの圧に苦しみながらもなんとか勝利を果たした。シティはビルドアップ時にミスを連発。しかしパスミスが多く見られたり、連携も噛み合わず、前半終了時にはロドリとネイサン・アケが激しく口論をする姿も映し出された。
元シティのマイカ・リチャーズは英『Sky Sports』にて、この試合において重要な追加点をとったハーランドを称賛しつつ、劣勢の中でも勝ち点3を掴み取った古巣の勝負強さを称賛した。
「ハーランドは変化をもたらした。彼のオールラウンドなプレイは素晴らしかった。ベストの状態にないときもあるだろうが、重要な場面で彼らは仕事をやり遂げる。それがまさにシティがやったことだ」
ハーランドが71分に2点目を取るまでにシティは失点していてもおかしくないピンチがいくつもあり、1つ間違えれば逆の結果になっていた可能性すら考えられる内容だった。シティにしては珍しいほど低調なパフォーマンスだったが、結果的には勝ち点3を獲得している。今シーズンはクラブW杯も戦っており、例年よりさらにタイトなスケジュールを送っているシティ。
疲労によって本来のパフォーマンスが出せない中でも、しっかりと勝利を果たしたこの試合はシティにとっても大きな勝利となっただろう。