ラングニックにも断られて難航するバイエルンの新監督探し 次は...の画像はこちら >>

CLレアル・マドリード戦後のバイエルンの選手達 photo/Getty Images

いまだに決まらない新指揮官

バイエルン・ミュンヘンの新監督がなかなか決まらない。有力候補と目されていたドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督に続いてオーストリア代表のラルフ・ラングニック監督にもオファーを断られた今、同クラブは新たな候補者をリストアップする必要に迫られている。



こうした中、ドイツ紙『Bild』はバイエルンがブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督に関心を示していると報じている。ブライトンとの契約は2026年まで残っているが、バイエルンでスポーツディレクターを務めているマックス・エバール氏が欧州で¨戦術の天才¨と称されるデ・ゼルビ監督の招聘を強く望んでいるようだ。

しかし、実際のところデ・ゼルビ監督をバイエルンに連れて来るのは難しいかもしれない。本人がブライトン残留の意思を固めているからだ。3日(現地時間)にイギリスの衛星放送『SKY』の取材で同監督は自身の去就について以下のように語った。

「私はブライトンに残りたい。
この町、クラブ、そしてサポーターのことを愛している。私は、あるイベントの際にサポーター達に『自分が幸せだと感じている限り移籍はしない』と言った。私は自分自身の情熱を保ちたい」

現状では、たとえデ・ゼルビ監督に説得を試みても断られる公算が大きい。そのため、『Bild』はデ・ゼルビ監督の招聘に失敗した場合、バイエルンはマンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハーグ監督、ベンフィカのロジャー・シュミット監督、現在フリーのアントニオ・コンテ氏らにも接触を試みるだろうと予想している。

さらに、今年2月に今季限りでの退団が発表されたトーマス・トゥヘル監督が退団を撤回して引き続き指揮を執る可能性も現地メディアは報じていて、バイエルンの新監督探しには迷走の感がある。

果たして誰が来季バイエルンの指揮を執るのだろうか。