C・ロナウド&メッシを超える“ライバル関係”はもう2度と実現...の画像はこちら >>

レアルとバルサでも激闘を繰り広げた2人 photo/Getty Images

互いを意識することが2人をモンスターにした

2人ともすでに欧州を離れたが、リオネル・メッシクリスティアーノ・ロナウドの熱意はまだ落ちていないように思える。メッシはアメリカのインテル・マイアミ、ロナウドはサウジアラビアのアル・ナスルで大暴れ中だ。



30代後半に入ってもパフォーマンスレベルが落ちていないのはもちろん、高いモチベーションを維持しているのも凄いところだ。この部分についてリヴァプールで活躍した解説のジェイミー・キャラガー氏は、互いを意識する強烈なライバル関係が2人をモンスターに変えたとの持論を展開する。

「彼らは間違いなくお互いを向上させた。 どちらかが結果を出せば、もう一方も同様だ。だから彼らは決して休むことができなかった。もしハットトリックを達成しても、次の日にはもう一人がハットトリックを達成しに行くだろうといつも感じていたのではないかな。
彼らは常にお互いを完全に上回らないといけなかった」

「通常、バロンドールを2、3回受賞する選手は絶対的な神と見なされる。しかし、この2人はどちらもそれ以上の数を受賞した。ロナウドがここにいなかったら、メッシはおそらくバロンドールを12回受賞していただろうと思う」

「この二人ほど長くトップを走る選手を見たことがない。もしかしたら、2、3 年彼らのレベルに到達できる選手もいるかもしれないが、彼らと同じくらい長く続けるような選手が再び見られるかどうかは分からないね」(『Football365』より)。

今後のサッカー界でこれほどハイレベルなライバル関係を見ることはもう無いかもしれない。2人が同じ時代に揃ったことがとてつもない奇跡なのだろう。