レンタル先でも出番が回ってこない photo/Getty Images
今冬にフラムへレンタル移籍
チェルシーは今夏にFWアルマンド・ブロヤ(22)を完全移籍で売却することを契約しているという。移籍市場に精通しているファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のXにて報じている。
チェルシーのアカデミー育ちであるブロヤは2020年にトップチームデビューを飾った。その後、2020-21シーズンはオランダのフィテッセ、2021-22シーズンはサウサンプトンへのレンタルを経て、昨シーズンにチェルシーに復帰を果たした。
しかし2022年12月に右膝の前十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまい、シーズンの半分を欠場。チェルシーに復帰したばかりの昨シーズンは公式戦11試合の出場で1ゴール1アシストに終わってしまった。今シーズンの序盤も怪我で出場することができなかったが、復帰後は19試合で2ゴール2アシストを記録していた。
しかし、ニコラス・ジャクソンのポジションを脅かすまでには至らず。
そんなブロヤは今シーズン終了後チェルシーに一度戻ることになるが、ロマーノ氏はチェルシーと同選手は今夏に別れることになると主張している。さらに同氏によると、プレミアリーグだけではなく、ヨーロッパのいくつかのクラブがブロヤに興味を示しているという。『FootballTransfers』もブロヤの去就に触れており、同選手の推定移籍金は1730万ユーロ(約29億円)ほどになるだろうと、伝えている。
大怪我から復帰後、自身の真価を再び示すためのレンタル移籍だったが、思うような結果を残せていない。チェルシーは今夏にストライカーの獲得に動くことが予想されており、ブロヤが復帰しても居場所がない可能性が高い。悩める生え抜きであるブロヤは今シーズン限りでチェルシーを離れることになるのだろうか。