表情豊かなピックフォード photo/Getty Images
PKを1本ストップした
EURO2024決勝トーナメント・ラウンド8。イングランド代表はスイス代表をPK戦の末に破り、準決勝までコマを進めた。
このPK戦ではセーブだけでなく、ピックフォードの“顔”にも注目が集まったと英『Daily Mail』は伝えている。ピックフォードは相手のPKキッカーに向かって大きく目を見開いてみせたり、顔をしかめてみせたり、“変顔”で相手を威嚇していたのだ。同紙はイングランドのファンがSNSに投稿したポストをいくつか取り上げている。
「ピックフォードの悪ふざけはレベルが違う」
「下品な技のマスタークラス」
「ピックフォードは嫌いだけど、この悪ふざけは好きになるしかない」
「ピックフォードはシェアの注意をそらすために顔でジェスチャーをして、審判が気づいているか確認していた」
ファビアン・シェアにはPKを決められており、この顔芸がどれだけ効果を発揮したかはわからないが、少なくともチームメイトをリラックスさせる効果はあったかもしれない。イングランドは蹴った全員がPKを成功させている。
もちろん顔で威嚇するだけではなく、ピックフォードはきっちり準備もしていた。彼の水のボトルにはスイスの選手リストと、彼らがPKをどこに蹴る傾向があるかがメモされていたと同紙も報じており、実際に役に立ったのはこちらのほうだろう。しかし、プレッシャーのかかる場面で悪ふざけができてしまう強心臓は、代表のGKに彼が選ばれ続ける理由を表しているかもしれない。