アメリカ優勝で幕を閉じた2021年大会 photo/Getty Images
アジアからは日本と韓国が招待か
2025年6月か7月に行われるCONCACAFゴールドカップ(北中米選手権)に日本が招待される可能性があるようだ。アルゼンチン『Diario deportivo ole』が報じた。
同メディアによると、2025年のゴールドカップは出場枠を16から24に増やし、北中米の国だけでなく世界各国から各大陸2チーム以上のチームを招待し、ミニワールドカップのような大会にするプランを検討しているとのこと。CONCACAF(北中米サッカー連盟)が招待しようとしているチームに、アジアからは日本と韓国、ヨーロッパからはスペインとフランス、アフリカはセネガルとエジプト、南米からはウルグアイとコロンビアの名前が挙がっている。
このプランが実現すれば、日本にとっても悪くないはずだ。順当に行けば、この頃にはワールドカップの3次予選も終了しており、大会前に強豪国との貴重な試合を組むことができる。以前は各大陸の王者が集まるコンフェデレーションズカップがあったが、2017年の大会を最後に廃止され、それ以降ヨーロッパではネーションズリーグが始まり、W杯前に強豪国とのマッチメイクが難しくなっていた。
しかしこの大会を実行するには難しい点もある。大会が行われる6月から7月は、ゴールドカップと同じくアメリカで来年から新しく始まるFIFAクラブワールドカップが行われるため、先ほど挙げた招待国で、クラブワールドカップに出場するチームの選手は、どちらの大会に出場するか選ばなければならない。仮に選手のほとんどがクラブW杯の方に出場する場合、メインの選手が不在となるため、ハイレベルな戦いが期待できない可能性もあるだろう。
ゴールドカップは過去に何回か招待国を入れて大会が行われたこともあり、近年でいえば2021年大会のカタールがそうだ。来年のゴールドカップはより大きな大会にしようと計画しているが、果たしてどうなるか注目だ。
編集部おすすめ