ライバルたちの動きにも焦らず
マンチェスター・シティFWフリアン・アルバレスはアトレティコ・マドリードへの加入が決定的となっている。ペップ・グアルディオラ監督もコミュニティ・シールドに先立つ記者会見で「フリアンに感謝の意を表したい」「彼がクラブを去り、新しい挑戦をしたいのなら問題はない。
大きな攻撃のコマを1つ失うことになるが、代役の獲得は考えていないようだ。ペップは補強のポイントについて、「おそらく、センターバックとしてプレイできる守備的ミッドフィールダー、あるいはロドリのポジションでプレイできるセンターバックだろう」と明らかにしている。『Daily Mail』など複数のメディアが報じている。
コミュニティ・シールドではおそらくマテオ・コバチッチがアンカーの位置で先発するだろうと見られている。EURO2024で決勝まで戦ったロドリは欠場の見込みだ。このポジションではロドリが絶対的だが、昨季ロドリを失った数試合では勝率が急激に落ちた。ノッティンガム・フォレスト戦でレッドカードを受け、その後ロドリが欠場した3試合をシティはすべて落としてしまったのだ。
アタッカーは豊富で、今季はジローナから獲得したサヴィーニョもいる。アルバレスの穴よりも埋めなければならないのは守備的MFのポジションで、逆にいえばシティにはここ以外に穴はない。
ペップは補強を焦ってはいないという趣旨の発言もしているが、GKエデルソンの残留も濃厚となってきた今夏はあまり補強に動くことはなさそうだ。それはネガティブな意味ではなく、現チームがほぼ完全に近いということを意味しているのだろう。