テン・ハーグの下でもマンUは軌道に乗らなかった photo/Getty Images
ひとまず暫定的にファン・ニステルローイが指揮することに
開幕からの低調な成績を受け、マンチェスター・ユナイテッドはついに指揮官エリック・テン・ハーグの解任を決断した。ひとまずコーチを務めていたルート・ファン・ニステルローイが暫定的にチームを指揮することになるが、問題は今後のクラブ戦略だ。
暫定指揮官を含めると、マンUはアレックス・ファーガソン氏が退任してから実に9人がチームを指揮してきた。
2013年のデイビッド・モイーズに始まり、暫定的にライアン・ギグス、そこからルイ・ファン・ハール、ジョゼ・モウリーニョ、オーレ・グンナー・スールシャールと繋ぎ、暫定的にマイケル・キャリック、ラルフ・ラングニック、そしてテン・ハーグと今回のファン・ニステルローイだ。
ファーガソン氏が長期政権を築いてきたところから考えると、ファーガソン氏退任以降の指揮官交代はかなり数が多く感じられる。この10年は思うように路線が定まってこなかった印象で、テン・ハーグの解任で再び1からのスタートだ。
今夏にはFWジョシュア・ザークツィー、DFレニー・ヨロなど将来性豊かな若手を獲得しており、クラブが未来を考えて補強に動いたのは間違いない。その芽を育てる指揮官を新たに探さなければならないが、果たしてマンUが再びプレミアを制する日はいつになるのだろうか。

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