元日本代表のレジェンドたちが集ったGK南雄太の引退試合 あの...の画像はこちら >>

Jリーグ通算666試合に出場した南雄太 photo/Getty Images

華やかな舞台でピッチに別れを告げた

元日本代表GKで柏レイソルや横浜FCなどでも活躍した南雄太の引退試合が行われた。試合はワールドユース準優勝時のメンバーやシドニー五輪世代の選手たちが集まった「ブルーレジェンズ」と、南が在籍したクラブの元チームメイトで構成された「雄太フレンズ」とで対戦した。



「ブルーレジェンズ」の監督は、西野朗氏が務め、メンバーは三浦和良をはじめ、黄金世代の高原直泰氏、中村俊輔氏、遠藤保仁氏、小野伸二氏などスーパースターが名前を連ねた。他方、「雄太フレンズ」は、高木琢也氏が監督を務め、レイソルの往年のストライカー北嶋秀朗氏や李忠成氏など南を慕う有志が集った。

試合が始まれば、中村俊輔氏のフリーキック弾やキングカズや大津祐樹の2ゴール、南がFWにまわればハットトリック以上の4ゴール決めるなど、終始盛り上がり。そして10-9で迎えた終盤には、南があの伝説のオウンゴールを再現。自らゴールにボールを投げ入れ、観客の笑いを誘った。

スコアはそのオウンゴールで10−10の同点となり、PK戦に突入。南が松井大輔氏やカズのPKをストップするなど見せ場を作ると、「雄太フレンズ」の最終キッカーとしても主役がPKスポットに立った。対する「ブルーレジェンズ」は川口能活氏と楢崎正剛氏の二人がゴールマウスを守る奇策を講じるも、キッカーの南は冷静に二人の間を割ってゴールを決めて試合終了となった。

Jリーグ史上初となったGKの引退試合は、こうして観客の盛大な拍手に包まれて幕を閉じた。

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