次期監督候補に浮上したニコ・コバチ氏 photo/Getty Images
現在はフリー
ボルシア・ドルトムントの幹部がニコ・コバチ氏と接触し、監督就任を要請したようだ。
ドルトムントは、21日(現地時間)に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第7節ボローニャ戦に1-2で敗れた後にヌリ・シャヒン監督を成績不振により解任。
新監督の招聘が急務となる中、ドイツ紙『Bild』によれば、先週末にドルトムントのセバスティアン・ケールSD(スポーツディレクター)ら複数の幹部がオーストリア国内でコバチ氏と直接会って監督就任を要請したという。
現役時代にバイエルン・ミュンヘンやクロアチア代表で活躍したコバチ氏は、引退後は指導者の道に進み、2016年3月にフランクフルトの監督に就任。当時ボランチとしてプレイしていた長谷部誠氏をリベロにコンバートしてチームを立て直し、長谷部氏にも第二のブレイクとも言える成功のきっかけを与え、さらに2018年5月にはドイツの国内カップ戦であるDFBポカールでフランクフルトを優勝に導いた。
その後、コバチ氏はバイエルンやモナコでも監督を歴任し、2022年にヴォルフスブルクの監督に就任したが、昨シーズン途中に成績不振によって解任され、現在はフリーとなっている。
ドルトムントとコバチ氏による話し合いがどの程度進んでいるかは明らかにされていないが、『Bild』によれば、ドルトムントは今シーズン終了までの契約で監督を引き受けてくれる人物を探していて、この条件は長期契約を望むコバチ氏の考えとは一致していないという。そのため、今後の交渉で妥協点を見出せるかが焦点となりそうだ。