バルセロナのゴールを守るシュチェスニー photo/Getty Images
シュチェスニーの活躍は予想以上
守護神だったマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが長期離脱することになったバルセロナは、昨年10月に急遽GKヴォイチェフ・シュチェスニーと契約。シュチェスニーは昨季限りで現役引退を表明していたが、一転して復帰することになった。
当初は慣れないバルセロナ流に戸惑いも見られたが、アーセナルやローマ、ユヴェントスで活躍してきたシュチェスニーの実績は本物だ。徐々にバルセロナでも存在感を強めており、5日に行われたベンフィカとのチャンピオンズリーグ・ベスト16第1戦ではビッグセーブを連発。早々にDFパウ・クバルシが退場する難しいゲームとなったが、バルセロナはシュチェスニーの活躍もあって何とか1-0の勝利をもぎ取っている。
気になるのは、今後のバルセロナでの序列だろう。離脱していたテア・シュテーゲンの復帰が近づいているが、スペイン『Tribuna』はシュチェスニーの想像以上の活躍がジレンマを生み出していると伝えている。テア・シュテーゲンもバルセロナで信頼されてきた守護神ではあるが、今のシュチェスニーを外すのは難しいかもしれない。
「フリックはシュチェスニーの素晴らしい調子に賭けるか、それともテア・シュテーゲンを先発に戻すかを決めないといけない」
同メディアはこのように伝えているが、テア・シュテーゲンのリハビリが順調に進んだ場合は終盤の4月か5月頃に戻れるとの見方もある。果たしてどちらを選ぶべきなのか。一時引退を表明していたシュチェスニーの活躍は大きなサプライズとなっている。