鳥栖が今季初勝利を飾る(画像はイメージ) photo/Getty Images
最後まで守り切った
明治安田J2リーグ第5節、サガン鳥栖とRB大宮アルディージャが対戦した。ホームの鳥栖はここまで1分3敗と未勝利の状況が続いており、苦戦を強いられる新シーズンの出だしに。
最初のチャンスは鳥栖に。9分、左サイドを連携から突破すると、新井がクロスをあげるも、これはギリギリ合わず。序盤はボールを保持する鳥栖が主導権を握る形に。一方の大宮は11分左サイドの泉から絶妙なクロスが上がり、逆サイドの茂木が折り返すも、合わず。両チームサイドからチャンスを作る。
鳥栖にアクシデント。競り合った際に負傷し、その後プレイを続けていた堺屋がプレイ続行不可となり、16分に新加入の松田との交代を強いられる。
27分劣勢だった大宮に決定機が。杉本が左サイドの泉にスルーパスを送ると、カットインから右足一閃。しかしこれは鳥栖の守護神泉森のビッグセーブに阻まれる。
36分試合が動く。鳥栖がハイプレスからボールをカットすると、櫻井からPA内のスリヴカへ。スリヴカが中へクロスを上げると、これが大宮DFガブリエウの手にあたりPKに。これを西澤がしっかりと決め、鳥栖が先制に成功する。
先制された大宮は左サイドの泉を中心に鳥栖ゴールに迫るも、得点は奪えず。前半は鳥栖が1点リードで折り返す。
両チーム交代なしで迎えた後半開始早々、大宮は左サイドの泉から絶妙なクロスが入るも、あと少し合わず。大宮が積極的な入りを見せると、50分には小島のFKからチャンスを作るが、体を張った鳥栖の守備に阻まれる。一方の鳥栖は少しずつボール保持を高めると、56分スリヴカのスルーパスから新井が左サイドを突破し、チャンスを作ったがシュートまでは打てず。
58分に大宮にチャンス。シルバの浮き玉のパスに杉本が抜け出すが、GK泉森が絶妙な飛び出しを見せる。
65分大宮は左サイドの崩しから上がってきた下口に決定機が訪れるも、ゴールならず。後半は大宮が主導権を握りながら試合を進める。
74分押し込まれている鳥栖は堀米と新川を入れ、流れを変えようと試みる。一方の大宮は76分に谷内田と関口、カプリーニを投入し、1点を狙いに行く。直後の77分鳥栖にチャンスが訪れる。中央を突破した西澤がPAの外から豪快に右足を振り抜くも、これは大宮の守護神笠原がビッグセーブを見せる。
球際のデュエルが激しさを増すこのカードの終盤はお互いにヒートアップし、試合が止まる時間が増える。83分鳥栖は日野と長澤シヴァタファリを投入する。一方の大宮は中山を入れ、前への攻勢を強める。
大宮は猛攻を仕掛けるも、鳥栖のディフェンス陣は体を張り、最後の部分をやらせない。後半ATの6分間も大宮が鳥栖ゴールを脅かしたが、ネットを揺らすことはできず。
サガン鳥栖 1 - 0 RB大宮アルディージャ
サガン鳥栖得点者
西澤健太(PK:38分)
RB大宮アルディージャ得点者