ここにきてリヴァプールに怪我人が増えてきた　グラフェンベルフも代表離脱し疲労も蓄積、タイトルレース急ブレーキもありうるか
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中心選手のひとりとして出場を重ねているグラフェンベルフ Photo/Getty Images

今季怪我人は少ない方だったが

オランダ代表は、リヴァプールMFライアン・グラフェンベルフが週末に負った負傷によりトレーニングキャンプを離れたと発表した。

ウェンブリーで行われたカラバオカップ決勝で負った打撲が癒えていない様子のグラフェンベルフ。

『BBC』は、この負傷により代表ウィーク明けのエヴァートンとのマージーサイドダービーの出場が疑わしいと報じている。

どのチームにも怪我人が続出している今季のプレミアリーグにおいて、リヴァプールは比較的離脱者が少ないチームであり、そのことがチームの躍進に寄与した面もあろう。しかしここにきて、やや怪我人が増えてきてしまった。パリ・サンジェルマンとのCLラウンド16では右サイドバックの1番手トレント・アレクサンダー・アーノルドが負傷離脱。復帰はおそらく4月末ごろになるのではないかとみられている。コナー・ブラッドリー、ジョー・ゴメスも離脱中であり、アルネ・スロット監督は右SBをジャレル・クアンサーに任せるしかなくなった。

加えて、疲労面でも心配がある。『Liverpool ECHO』は、グラフェンベルフが過去6週間で大幅に成績が落ちていると指摘している。そのほかフィットネスに問題がみられる選手としてダルウィン・ヌニェスやディオゴ・ジョタが挙げられている。

現在2位アーセナルと12ポイント差が開いており、プレミアのタイトルはほぼ間違いないとみられているリヴァプール。しかしここのところ選手たちの動きが重いのは明らかで、先述のPSG戦、カラバオ杯決勝と良いパフォーマンスを見せられずに連敗したのは気がかりだ。

怪我人とガス欠で、ここにきてブレーキがかかってきてしまったリヴァプールにとって、グラフェンベルフのコンディションはさらなる懸念材料となった。
このままプレミア優勝まで走る続けることができるだろうか。

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