インテル相手にスーパーシュートを決めたオルソリーニ photo/Getty Images
インテル戦ではスーパーゴール
20日、インテルはセリエA第33節でボローニャと対戦し、終盤の失点で0-1と手痛い黒星を喫した。これで2位ナポリに勝ち点71で並ばれてしまったわけだが、インテルに絶望の一撃を喰らわせたのがボローニャFWリッカルド・オルソリーニだ。
オルソリーニはベンチスタートだったが、途中出場から後半アディショナルタイムに大仕事。ロングスローの流れからダイレクトボレーでネットを揺らし、昨季王者インテルを撃破してみせた。
一部では、そんなオルソリーニにナポリやミランが関心を示しているという。それも納得で、オルソリーニはインテル戦でのゴールが今季セリエA12ゴール目だった。2022-23シーズンの11ゴール、昨季の10ゴールに続き、これで3シーズン連続でのセリエA二桁得点であり、今季の12ゴールはキャリアハイの数字だ。
オルソリーニはレンタル期間も含めると、2018年よりボローニャでプレイしている。ボローニャでの通算出場数は251試合を数え、成績も70ゴール31アシストと印象的だ。現在28歳を迎えているが、本来はビッグクラブでプレイすべき才能と言える。
オルソリーニは2017年にU-20イタリア代表の主力としてU-20ワールドカップで5ゴールを記録し、大会得点王を獲得。この活躍で右有名となり、2017年にはユヴェントスと契約を結んでいる。
しかしユヴェントスで出番を得ることはできず、ビッグクラブでのプレイは実現していない。20代前半からビッグクラブでプレイするという目標は実現しなかったが、再びブレイクの時だ。
『Get Footballnews Italy』は「オルソリーニはワンダーキッドにはなれなかったかもしれないが、彼のキャリアは今が全盛期だ。ナポリが彼に興味を示しており、より攻撃面のサポートが受けられるビッグクラブへ移籍すればさらに爆発的な活躍を見せられるかもしれない」とここからのステップアップに期待をかける。
ボローニャも現在4位と成功を収めているが、今後もこれを維持できるかは分からない。ナポリならば来季もスクデット争いに絡める可能性があり、オルソリーニはナポリをさらに高みへ導くアタッカーとなるはずだ。