レアルでプレイするギュレル photo/Getty Images
ヘタフェ戦では見事なプレイを披露
昨季が終了した段階で分かっていたことだが、レアル・マドリードは昨季限りで引退したMFトニ・クロースの穴を埋めきれずにいる。クロース級のゲームメイカーは代わりを見つけるのが難しく、それが今季のレアルに欠けているものと言える。
それが23日のヘタフェ戦で決勝ゴールを決めたトルコ代表MFアルダ・ギュレルだ。
ギュレルはまだレギュラーポジションを掴んでいるわけではなく、出番は限定的だ。しかし、20歳のギュレルはかなりのポテンシャルの持ち主だ。すでにトルコ代表でも中心の1人となっているが、左足のキック精度がずば抜けて高い。
スペイン『as』によると、ヘタフェ戦後には指揮官カルロ・アンチェロッティもギュレルのクオリティを絶賛していた。
「デュエルではやや迫力に欠けるかもしれないが、ゲームコントロールの面など非常にクオリティの高い選手だ。彼の将来は明るい。今はボランチとしての起用は難しいかもしれないが、将来的にはそのポジションでの起用も可能だ。ただ、4-4-2よりは4-3-3でプレイすることになるだろう」
現状の評価では、[4-4-2]のボランチに組み込むのは難しいのかもしれない。ダブルボランチの場合は中盤の守備力が求められる。しかし[4-3-3]のインサイドハーフならばギュレルの才能を活かせるはず。
去就は気になるところだが、ギュレルは未来のレアルに必要な選手となるはずだ。