4度目の防衛に臨むパントージャ photo/Getty Images
約9年前に一度対戦
昨年12月、朝倉海に一本勝ちしたUFC世界フライ級王者アレッシャンドリ・パントージャが、日本時間6月29日に開催される「UFC317」で4度目の防衛戦に臨む。
相手は同級4位カイ・カラ・フランス。
右の強打を武器に実力を上げ、16年12月にはRIZINに参戦した経験を持つ。
その後、18年にUFC参戦すると勝利を地道に積み重ね、22年にはブランドン・モレノと暫定フライ級王座に挑むが、KO負け。再起戦では、アミル・アルバジに敗れるものの昨年8月の前戦ではスティーブ・エルセグに見事な右ストレートを決め、1RKO勝利で再起に成功した。
パントージャと朝倉海が対戦する前には、「俺が本当のカイだ」と挑発。今回は、念願叶い2度目のタイトルマッチ挑戦に漕ぎ着けた。
一方、王者パントージャは打撃も寝技もどちらも高いフィニッシュ率を誇るファイターだ。現在7連勝中で、戴冠後は3度防衛に成功している。
また同王者とカラ・フランスの二人は、16年に『The Ultimate Fighter』の準々決勝で対戦した経験があり、その時はパントージャが判定勝利を飾った。
それから約9年の月日が経ち、互いに別人と思えるほど実力をつけ成長を遂げてきたことだろう。その両者の再戦が、どんな展開となるか注目だ。
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