階級転向後、初の試合がタイトルマッチとなったトプリア photo/Getty Images
UFC317のメインイベントで開催
UFC前フェザー級王者イリア・トプリアが早くもライト級との二階級制覇に挑戦する権利を得た。
トプリアは、6月29日に米国ネバダ州ラスベガスで開催される「UFC317」にて、メインイベントのライト級王座決定戦で元同級王者、現在2位のチャールズ・オリベイラと対戦する。
ライト級は4度防衛に成功した前王者イスラム・マカチェフが2階級制覇を目指すためにウェルター級に階級を上げ、王座も返上したため空位となっていた。今回その王座の決定戦が行われることとなった。
トプリアはジョージア人・スペイン人として初のUFC世界王者で、昨年2月にはアレクサンダー・ヴォルカノフスキーにKO勝利して初戴冠すると、同年10月にはマックス・ホロウェイに勝利し初防衛に成功していた。
その後、今年2月にフェザー級の王座を返上しライト級への転向を発表。戦績は16戦全勝、14フィニッシュ(6KO・8一本)と素晴らしい成績を収めている。
一方、対戦相手のオリベイラはライト級の元王者。戦績は46戦35勝10敗と経験ではトプリアに勝り、UFC最多のフィニッシュ勝利数(20勝)の記録を持ち、その大半が一本勝ち(16勝)と、寝技のテクニックはUFC屈指だ。
果たしてトプリアがフェザー級で勝ちを重ねた勢いのままに二階級制覇を達成するのか、それともベテランが王座返り咲きとなるのか、注目の一戦だ。
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