アーセナルを指揮するアルテタ photo/Getty Images
プレミア制覇へあと一歩の状態が続いている
2019年12月よりアーセナルでスタートしたミケル・アルテタ体制をサポーターはどう評価するのだろうか。2022-23、2023-24シーズンはマンチェスター・シティにあと一歩及ばず、2位フィニッシュ。
今季はリヴァプールが独走する形となり、現時点でアーセナルは昨季までと同じ2位だ。
プレミア制覇に近づいていると言えるはずだが、そのあと一歩が遠い。ただ、サポーターはアルテタ体制に確かな手応えを掴んでいるようだ。
今回『The Athletic』がアーセナルサポーターを対象にアンケートを取っているが、実に91%の人が『アルテタ体制でプレミアを制覇できる』と答えている。これは希望的意味合いもあるのかもしれないが、現段階でアルテタよりアーセナルにふさわしい指揮官はいないということだろうか。今季はチャンピオンズリーグでもベスト4に進んでおり、チームとして前に進んでいるのは確かだ。
では、今季はなぜプレミアの頂点に届かなかったのか。サポーターの多くが問題に挙げたのは、『怪我人のトラブル』だ。DF冨安健洋、ベン・ホワイト、リッカルド・カラフィオーリ、ガブリエウ・マガリャンイスも大事な終盤に欠場することになった。
前線ではカイ・ハフェルツとガブリエウ・ジェズスが長期離脱し、本職のセンターフォワードがいない緊急事態にも見舞われた。最終ラインのピースは充実しているが、センターフォワードに関しては層が薄い。今回のアンケートでサポーターは『今夏のセンターフォワード補強』を最優先事項に挙げていて、ここはサポーター全員が同じ思いだろうか。
ライプツィヒFWベンヤミン・シェシュコ、スポルティングCP所属FWヴィクトル・ギェケレシュなど、一線級のストライカーさえ獲得できれば来季のプレミア制覇も見えてくるだろうか。
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