ボロボロの成績に終わったマンUは誰を切り、誰を残すべきか ア...の画像はこちら >>

トッテナムに敗れたマンU Photo/Getty Images

史上最悪の成績で終わった

UEFAヨーロッパリーグ決勝でトッテナムに敗れ、今季無冠が決定したマンチェスター・ユナイテッド。1試合を残すプレミアリーグでは現在16位に沈んでおり、プレミア史上最悪の順位で今季を終えることがすでに決定している。



惨憺たる成績となった今季のマンU。長く不振が続いているといわれるが、昨季も一昨季もカップ戦のタイトルを獲得しており、ビッグクラブとしてのメンツは保っていた。しかし今季の成績は言い訳のしようもないものとなってしまっている。

これを来季にまた繰り返すわけにはいかない。マンUにはまたもや大手術が必要となった。では、チームに誰を残し、誰を切るべきなのか。『Daily Mail』でクリス・サットン氏が各選手について評している。

まずGKだが、アンドレ・オナナは残すべきとされている。パフォーマンスに批判も集まりがちな同選手だが、優先すべきポジションが他にいくらでもあるからだ。

DFでは、ヴィクトル・リンデロフとジョニー・エヴァンズは契約満了とともに退団。ハリー・マグワイアはリーダー的資質を持った選手が必要なため、残すべきとの判断だ。マタイス・デ・リフトは「もしマグワイアとどちらを残すか選ぶとすれば、勝負にならない。
彼は守備陣に必要なものを何ももたらさない」と酷評された。ルーク・ショーについても、稼働率の面からそろそろ別れるときだと評されている。ほか、PSVへローンされたタイレル・マラシアもこのチームに入るだけの実力がないとの評価だ。

中盤では、マヌエル・ウガルテ、カゼミロ、クリスティアン・エリクセンの3人を手放すべきとされている。カゼミロの足はもう限界であり、システムにもマッチしていない。エリクセンは契約切れだ。ブルーノ・フェルナンデスについては、これまで何度もボールを運び続けてきたせいで腰の負担が大きいが、チームの原動力であり残さなければならないのは明らかだとしている。

アタッカーで残すべきとされているのはたったの3人だ。アマド・ディアロ、アレハンドロ・ガルナチョ、そしてマーカス・ラッシュフォードをキープすべきとされている。ラッシュフォードについてはアストン・ヴィラで価値を再び証明しており、「和解のときが来た」とサットン氏は主張した。その他アントニー、ジェイドン・サンチョ、ジョシュア・ザークツィー、ラスムス・ホイルンドについては全員放出すべきとされている。

もちろん、いらない選手を簡単に売却できるわけではないのが難しいところだ。
しかしカゼミロやアントニーのような高給取りの選手を手放すことは財政改善のためにも必要なことで、ジム・ラトクリフ共同オーナーが主張するように膨れ上がった選手の給与をどうにかしなければならない。

欧州大会にも出られなくなった来季、マンUはまずスモールスカッド化を進め、チームの基盤を固めるべきか。そのために大胆な取捨選択が必要となるのは間違いない。






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