バイエルンのレロイ・サネ photo/Getty Images
バイエルンとの契約が満了間近
バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表MFレロイ・サネをめぐって、ロンドンに本拠地を置く複数のクラブが競合している。
サネは今年6月末でバイエルンとの契約が満了となるが、バイエルン側が提示した年俸1000万ユーロ(約16億3000万円)と最大550万ユーロ(約9億円)の追加ボーナスという条件を不服として契約延長に応じておらず、その去就は不透明なものになっている。
そのため、ドイツ紙『Bild』によれば、このまま交渉がまとまらず退団となった場合に備えてサネの代理人であるピニ・ザハビ氏はチェルシーやアーセナルの関係者と接触し、フリー移籍での入団の可能性を探っているという。
また、トッテナムもUEFAヨーロッパリーグ(EL)に優勝して来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保したことから、CL参加チームに分配される配当金を元手にしてサネを獲得することを検討しているとも同紙は伝えている。
ザハビ氏は今週中にバイエルンの強化担当者との面談を予定していて、この時に新契約の条件が改めて議論されることになるだろう。しかし、『Bild』をはじめ複数のドイツメディアは、バイエルンが待遇改善の要求に応じる可能性は低いと予想している。
バイエルンは既に日本代表MF三笘薫(ブライトン)やラファエル・レオン(ACミラン)といったサネとポジションの被る複数のサイドアタッカーを補強候補としてリストアップしている。サネとの交渉が決裂した場合、彼らへのアプローチを一層強めるのは間違いないだろう。
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