マンチェスター・シティの会長であるカルドゥーン・アル・ムバラク氏(左) photo/Getty Images
ラインデルスらを狙っている
24-25シーズンのマンチェスター・シティの夏の移籍市場は例年に比べて静かなものとなった。補強はわずか2つで、イルカイ・ギュンドアンの復帰とサビーニョの獲得のみとなっている。
結果論ではあるが、この選択は失敗に終わってしまった。ロドリら主力の負傷も重なり、絶不調のシーズンに。プレミアリーグでは前人未到の5連覇を逃している。
シティの会長であるカルドゥーン・アル・ムバラク氏は24-25シーズンを振り返る中で、不調の要因が夏の消極的な補強にあると語り、25-26シーズンはその失敗を繰り返さないためにも、夏の移籍市場では積極的な補強に出ると、クラブの公式サイトで語った。
「今季を振り返ると、もっと積極的に補強を行うべきだったと思います。そうしなかったことが、結果的に今年の敗因となりました」
「チームの立て直しはすでに1月から始めています。普段は夏に補強を行い、緊急時など特別な場合に限り冬に動くようにしています。少なくともこの7、8年はそうでしたが、今季は行動を起こさなければなりませんでした」
「現在は誰がターゲットになるのか、獲得すべきポジションはどこなのか、その中で第1候補、第2候補と様々な点を明確にしているところです」
「今後はより迅速に動くつもりです。クラブW杯を前に、新チームを万全な状態にすることが私たちの目標です」
現在シティはミランのタイアニ・ラインデルスをはじめとする複数の獲得候補の名前が挙がっている。5月末現在では依然として誰の獲得も発表されていないが、ムバラク氏の発言が真実であれば、6月にはクラブW杯に向けて続々と獲得が発表されていくのだろう。