今季はバレンシアでプレイしたママルダシュビリ Photo/Getty Images
アリソンvsママルダシュビリの正GK争いへ
リヴァプールは第2GKとして長らくチームを支えたGKクイーヴィン・ケレハーの退団を発表し、イングランド屈指とされたGK陣には今季、変化が起きることになった。第2GKとなるはずなのは昨年獲得されたジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュビリだ。
現在の正守護神アリソン・ベッカーは未だ世界のトップクラスと言ってよく、ママルダシュビリはしばらくバックアッパーとしてベンチを温めながら、カップ戦などに出場することになるだろう。とはいえアリソンの契約も2027年夏までと、あと2年に迫っている。延長オプションがあるとはいえ、長期的にはママルダシュビリを後継者として考えているはずだ。
しかし一抹の不安は残している。ママルダシュビリはそのままそのままバレンシアにローンという形で残されレギュラー出場していたが、軽率なミスも散見された。第27節バジャドリード戦では相手にプレゼントパスをしてしまい失点に直結。EURO2024での活躍によって注目を集めたママルダシュビリだが、他にも今季は軽率なミスがみられ、『Relevo』は「以前と同じレベルではない」と警告を発している。
ここのところ負傷離脱も目立つようになってきたアリソン。そんなときケレハーは盤石だったが、ママルダシュビリは同じようにチームを支えることができるか。そしてやがてアリソンから正GKを引き継ぐことができる選手に成長できるのか。現時点ではやや不安が漂っているようだ。