昨年11月の試合が最後となったジョーンズ photo/Getty Images
パウンド・フォー・パウンド最強とも謳われる
UFCヘビー級世界王者ジョン・ジョーンズが自身のSNSで引退を発表した。
ジョーンズは、これまで30戦28勝1敗1無効試合の戦績を誇り、MMA史上最高のファイターの一人と謳われている。
そのジョーンズは今回、Xに長文を投稿。「本日、UFCからの引退を正式に発表します。この決断は熟考を重ねた上での決断であり、この長い道のりに心から感謝の意を表したいと思います。初めてオクタゴンに足を踏み入れた時から、このスポーツの可能性を押し広げることが私の目標でした。UFC史上最年少王者になったこと、世界最高峰のファイターたちを相手にタイトルを防衛したこと、そして世界中のファンと忘れられない瞬間を共有したこと、これらは永遠に大切にする思い出です。信じられないほどの喜びも、時には厳しい挫折も経験しましたが、すべての挑戦が私に貴重なものを与え、ファイターとしても人間としても、私を強くしてくれました」と綴った。
またUFCのダナ・ホワイトCEOや家族、チームメイト、ファンに向けては、これまでのサポートに対する感謝の言葉もこう記した。
「あらゆる局面で私を支えてくれたすべてのファンに感謝します。皆さんの揺るぎないサポートと私への信頼が、私の支えとなっています。仲間のファイターの皆さん、私の最高の力を引き出し、ケージの内外で共に敬意を表してくれたことに感謝します。人生のこの章を終えるにあたり、新たな機会と挑戦を楽しみにしています。
UFCのホワイトCEOは、これを受け、事前にジョーンズから引退を告げる旨の電話があったことを明かしている。そしてジョーンズの引退に伴い、同級暫定王者トム・アスピナルが正規王者に昇格することも発表した。