今季はバイエルンがブンデスリーガを制した photo/Getty Images
バイエルンを止めるチームはあるか
今季のドイツ・ブンデスリーガはバイエルンが王座を奪還することになったが、果たして来季はどんな戦いとなるだろうか。
早くもブンデスリーガ公式が来季の注目点をリストアップしているが、1つ目に挙げたのは王者バイエルンのFWトーマス・ミュラー退団だ。
ミュラーは今季も絶対のスタメンというわけではなかったが、豊富な経験値と明るい性格でドレッシングルームをまとめてくれるリーダーの1人であり続けてきた。同サイトはミュラーの退団が与える影響は大きいと見ており、特にピッチ外の変化を気にかけている。リーダーシップを発揮してくれる選手も代わりを見つけるのが難しく、ミュラー退団がどんな影響を与えるかは読みづらい。
そしてもう1つは毎年恒例だが、ライバルのドルトムントがどこまで頑張れるかだ。今季のドルトムントはシーズン途中に成績不振から指揮官ヌリ・シャヒンを解任するなど、物足りないシーズンを過ごした。
しかし途中から就任したニコ・コバチの下で形が見つかりつつあり、最終的には4位でフィニッシュすることができた。また近年はアーリング・ハーランドやジュード・ベリンガム、昨季もドニエル・マレンとニクラス・ヒュルクルクを売却するなど、毎回夏の市場で主力を引き抜かれてきた。
昨夏はリーダーのマルコ・ロイス退団もあったが、今夏はここまでそうした動きもない。同サイトは現有戦力を保ったまま新シーズンを戦えるのではないかと期待をかけており、すでに新戦力としてベリンガムの弟であるMFジョーブ・ベリンガムを獲得。さらにサイドバックのヤン・コウトも完全移籍に切り替えた。
「2022-23シーズン最終節で惜しくもマイスターシャーレを逃したドルトムントだが、今こそ真剣勝負の時だ」
同サイトはこのように伝えていて、来季こそドルトムント優勝に期待をかけている。他にもフランクフルト、ライプツィヒ、レヴァークーゼンなどバイエルンのライバル候補はいるが、やはりドルトムントが上がってこなければ面白くない。