バイエルン行きが噂されるヴォルテマーデ photo/Getty Images
198㎝の長身ストライカー
スロバキアで開催されているU21欧州選手権でドイツが快進撃を続けている。グループステージを3戦全勝で首位通過すると、決勝トーナメントではイタリア、フランスを撃破して決勝進出。
彼らのファイナル進出の立役者は、間違いなくニック・ヴォルテマーデだろう。この198㎝の長身を活かしたポストプレイに加えて精度の高いシュート技術を持ち合わせた本格派ストライカーは、グループステージ初戦のスロベニア戦でのハットトリックを含めてここまで6ゴールと絶好調。今大会でその名を一躍ヨーロッパ中にとどろかせた。
そしてヴォルテマーデが国際舞台でブレイクを果たしたことで、以前から同選手を狙っていたバイエルン・ミュンヘンは、彼を他のビッグクラブに奪われないために獲得に向けた動きを急加速させつつあるようだ。
ドイツ紙『Bild』によれば、先週バイエルンのマックス・エバール取締役とヴォルテマーデの代理人が会談し、今年夏の移籍について話し合いを行ったという。さらにヴォルテマーデ自身はバイエルン入りを熱望し、他のクラブは移籍先として検討していないとも同紙は伝えている。
バイエルンは近日中にシュツットガルトに対して正式オファーを提示し、クラブ間交渉に入る方針のようだ。このシュツットガルトとの交渉では、移籍金が鍵となるだろう。シュツットガルトは、6000万ユーロ(約101億4000万円)を交渉開始の最低ラインにしているとされ、この金額に近い移籍金をバイエルンが提示できるかが交渉の行方を左右することになりそうだ。