マンUを長ぐ支えたルーニー photo/Getty Images
ライバルクラブのマンCを強化する結果となってしまった
2008年にUAEの投資会社アブダビ・ユナイテッド・グループに買収され、そこから大型補強がスタートしたマンチェスター・シティ。
今ではマンチェスター・ユナイテッドとの関係も逆転しており、マンUは長らくプレミアリーグの頂点から遠ざかっている。
いったいどこで力関係が変わったのか。マンUのレジェンドであるウェイン・ルーニーには、どうしても納得できない退団劇がある。それが2009年のカルロス・テベス退団だ。
テベスは2007年からマンUでプレイしていたが、2年後の2009年にライバルクラブのマンCへと禁断の移籍を果たした。ルーニーはこれにかなりガッカリしたと語っていて、テベスがマンCにとって巨大戦力になると感じていたと当時を振り返る。
「正直がっかりしたよ。カルロスはユナイテッドに残りたかったはずだよ。当時のシティは競争力を高めようとしていたが、カルロスがその大部分を担うであろうことは分かっていた。彼がシティで素晴らしい時間を過ごすのを見てきたし、本当にショックだった。彼にはもっとユナイテッドに長く滞在してほしかったし、一緒にプレイしたかった」(『BBC』より)。
テベスはその後マンCでFA杯とプレミアリーグのタイトルを手にすることになり、テベスもマンCの『強豪化』に欠かせない中心選手だったと言える。マンUにとっては痛すぎる禁断の移籍だったか。