オーストラリアGPを制していたノリス Photo/Getty Images
フェルスタッペンは無念のリタイア
F1第11戦オーストリアGPの決勝がレッドブル・リンクで行われ、マクラーレンのランド・ノリスが優勝。チームメートのオスカー・ピアストリからの猛烈なプレッシャーを退け、マクラーレンにとって2001年以来となる同グランプリ制覇をもたらした。
ノリスにとってはオーストリアGP初勝利であり、今季3勝目、キャリア通算7勝目。ピアストリとのドライバーズランキングのポイント差は15に縮まり、タイトル争いはさらに激化している。
表彰台の3位にはフェラーリのシャルル・ルクレールが入り、7度のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンも4位で続いた。フェラーリ勢にとっては今季最高のリザルトとなった。メルセデスAMGのジョージ・ラッセルは5位でフィニッシュ。
レッドブルの角田裕毅はアルピーヌのフランコ・コラピントと接触し、フロントウイングを損傷。10秒ペナルティを受けた上で完走したが、16位と厳しい結果に終わった。
タイトル争いが熾烈さを増す中、勢いを増すマクラーレンと苦境のレッドブルという構図が、後半戦に向けてさらなる波乱を予感させている。