リヴァプールに所属するエリオット Photo/Getty Images
去就不透明だ
リヴァプールがU-21欧州選手権で最優秀選手に輝いたMFハーヴェイ・エリオットに対して、4000万ポンドの移籍金で売却を容認する構えであるという。『TBR Football』が報じている。
22歳のエリオットは2025年のU-21欧州選手権でイングランド代表を優勝に導き、個人としても大会MVPを受賞。将来を嘱望されるタレントであるが、リヴァプールでは依然として定位置を掴めずにいる。
同紙によれば、ウェストハムがすでにクラブに対して正式に獲得の打診を行った模様で、さらにプレミアリーグの他クラブに加え、バイエル・レヴァークーゼン、ボルシア・ドルトムント、RBライプツィヒといったブンデスリーガの強豪も関心を示しているという。
去就の噂は『CaughtOffside』も数日前に伝えており、同メディアはエリオット本人が今夏の移籍に前向きである可能性を指摘。さらにはチェルシーも“サプライズ候補”として名前が挙がっており、争奪戦の激化が予想される。
一部のリヴァプールファンからは若手逸材を手放すことへの懸念も聞かれるが、新指揮官アーネ・スロットの下でも、継続的な出場機会が確保される保証はないとされる。
ウェストハムはプレイスタイルの適合性や起用機会の多さという点で魅力的な移籍先であるものの、チャンピオンズリーグ出場権を有するチェルシーやドイツの名門勢との競合を制するには、条件面での強いアプローチが必要となるだろう。