インテルVSフルミネンセでは空席も目立った photo/Getty Images
半分も入らないとなれば空席が目立つ
6月28日に行われたクラブワールドカップ・ベスト16のチェルシーVSベンフィカでは、試合終盤に雷が鳴り始めたことで試合が中断。結果的に2時間も試合がストップすることになり、アメリカ開催の今回は夏の天気急変も問題視されている。
この長期の中断を受け、FIFA側も対応に動いた。英『Daily Mail』によると、FIFAはこの一戦を観戦に訪れていた人全員に今後の同会場でのゲームを対象とした無料チケットを1人につき4枚ずつ配ったという。
チェルシーVSベンフィカの一戦が行われたのはバンク・オブ・アメリカ・スタジアムであり、1日にはベスト16のインテルVSフルミネンセがこの会場で行われている。つまりFIFAの配った無料チケットはインテルVSフルミネンセを対象としたものだったのだ。
これはFIFAによる長期中断の『お詫び』なのだが、一方で同メディアは今回のCWCが集客に苦労している何よりの証拠と取り上げ、無料チケット配布の動きを冷ややかに捉えている。
このバンク・オブ・アメリカ・スタジアムは7万4867人のキャパを誇るが、チェルシーVSベンフィカでは観衆2万5929人に留まっていた。やはり映像で見るとガ空席が目立ち、FIFAとしてはインテルVSフルミネンセの観客数を増やしたかったのだろう。
ところが、インテルVSフルミネンセの一戦は2万人ほどの観衆に留まり、チェルシーVSベンフィカよりも少なくなっている。やはり半分も入らないのは寂しいものがあり、このあたりはFIFAも苦戦しているようだ。