ボルシアMGの板倉滉 photo/Getty Images
今年夏にステップアップの可能性
6日(現地時間)、ボルシアMGが新シーズンに向けた活動を開始した。ここから約1カ月半の調整期間を経て、8月21日(現地時間)に開幕するブンデスリーガに臨むことになる。
6日のトレーニングには日本代表DF板倉滉も参加したが、彼がボルシアMGの一員として新シーズンを最後まで戦い抜く可能性は低いと見られている。
現在の契約が来年6月末までとなっている板倉に対して、これまで複数回にわたってボルシアMGは契約延長を要請。しかし、さらなる強豪クラブへのステップアップを目標とする板倉は、これに応じていない。このまま行けば来年夏に移籍金の発生しないフリー移籍で新天地を探すことになるが、そのような無償で主力選手を手放す事態はボルシアMGも避けたいと考えているため、今年夏に適正な移籍金を提示したオファーがあれば板倉の移籍を容認する方針を固めている。
板倉をめぐっては、既に今シーズン後半頃から去就に関するニュースが飛び交うようになっていて、バイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムント、さらにはフランクフルトが獲得に興味を示しているとされる。しかし、ボルシアMGでスポーツディレクターを務めているローランド・フィルクス氏は、ドイツ紙『Bild』の取材に対して板倉の去就について以下のように語っている。
「まだコウに関する問い合わせはない。現在の移籍市場は基本的にとても静かな状態にある。彼のことは非常に挑戦的な移籍案件になるだろう」
複数のクラブから獲得候補としてリストアップされているものの、彼らも正式オファーの提示といった具体的な行動に出るまでには至っていないようだ。