レアルで躍動するゴンサロ・ガルシア photo/Getty Images
アカデミー出身FWが定位置を確保するのは簡単ではない
クラブワールドカップ2025にてレアル・マドリードFWゴンサロ・ガルシアが止まらない。先日行われたドルトムントとの準々決勝でも先制ゴールを記録しており、これで今大会4点目だ。
今大会のNo.1ブレイク選手と言っても大袈裟ではないが、気になるのが今後の起用法だ。今大会はエースのキリアン・ムバッペが急性胃腸炎の影響で離脱が続いていたため、ガルシアの出番が増えている。
しかし新シーズンへムバッペ、ヴィニシウス、ロドリゴ・ゴエス、エンドリックらFW陣全員が揃った段階で、指揮官シャビ・アロンソは序列を決めていかなければならない。
『ESPN』はレアルが難しい悩みを抱えることになると伝えていて、仮にガルシアが今大会で得点王に輝いたとしても、レアルのスタメン入りが確約されるわけではないと指摘。ガルシアはクラブのアカデミーで育ってきた選手だが、ラウール・ゴンザレスやエミリオ・ブトラゲーニョといったレジェンドを除けばアカデミー出身のストライカーがトップチームでスタメンを確保した事例は少ない。
同メディアはガルシアがラウールやブトラゲーニョに続くのか、それともアルバロ・ネグレドやヘセ、ホセル、ロベルト・ソルダードといった選手たちのように新天地を探すことになるのか、どちらのルートに入るのかと注目している。
CWCでの活躍からガルシアの人気は向上しており、仮にレアルで出番が増えない場合はガルシア獲得に本腰を入れるクラブが出てくると予想される。ガルシアを未来のエース候補として出番を与えていくのか、それとも出番が増えぬまま他クラブへ向かうことになるのか。
今大会のパフォーマンスからレアルで長く活躍してほしいと願うサポーターは多いはずだが、このあたりを指揮官アロンソがどうコントロールしていくのか注目される。