リヴァプールとマンUのオーナーがラグビーに参戦? 東京にもク...の画像はこちら >>

マンU共同オーナーのアヴラム・グレイザー氏 Photo/Getty Images

各地に8クラブ構想

リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドのオーナーが、ラグビー界で新設されるリーグに参入する可能性が浮上した。『Daily Mail』によれば、リヴァプールを保有するフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)と、ユナイテッドの大株主グレイザー家が、2026年に発足予定の新リーグ「R360」のフランチャイズ買収に関心を示しているという。



この「R360」は、イングランド代表として2003年のW杯を制したマイク・ティンダル氏とエージェントのマーク・スプールズ氏が主導するプロジェクトで、全8クラブ制、各クラブの設立費は約1500万ポンドとされる。リーグは2026年9月に開幕し、初年度は8試合のみ、2年目以降は年間16試合を予定しており、選手の負担軽減を目指している点が注目されている。

参加チームはロンドン、東京、ドバイ、ケープタウン、ボストン、マイアミ、そして未定の2都市を含む計8都市に拠点を置く構想で、各チームには35名の選手が所属予定。さらには女子チームも4クラブ設立される計画もあるという。報道によれば、1シーズン最大約74万ポンドの高額契約が一部のスター選手に提示されており、既に外部投資家の資金も確保されているようだ。

ただし、現時点でイングランド代表選手がこのリーグに参加するにはテストマッチ出場資格を失うリスクがある。RFU(イングランドラグビー協会)がプレミアシップ所属選手のみに代表招集を認めているためである。R360側は将来的に国際大会との共存を目指す意向だ。

東京を含むグローバル展開も視野に入る中、ラグビー界の勢力図に新たな波紋が広がっている。

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