決定機を外すシーンも目立つヌニェス photo/Getty Images
リヴァプールで不調だが……
マンチェスター・ユナイテッドは、夏の移籍市場後半に向けてストライカーの補強を急いでいる。『Manchester Evening News』によれば、すでにマテウス・クーニャとブライアン・エンベウモがルベン・アモリム監督の下で加わったが、前線の決定力不足は依然として深刻な課題である。
クラブは現在、アストン・ヴィラのオリー・ワトキンスやRBライプツィヒのベンジャミン・シェシュコの獲得を検討中。いずれも以前から関心を寄せていたターゲットであり、両者とも移籍に前向きだという。
昨季はラスムス・ホイルンドとジョシュア・ザークツィーの2人が9番を担ったにもかかわらず、ゴール数は期待を下回った。その結果、さらなる得点源の補強が急務となっている。
こうした状況の中、クラブOBで1999年の三冠メンバーであるドワイト・ヨーク氏が提案したのは、思わぬ大物だった。昨年11月のインタビューにおいて、同氏は「私が今ユナイテッドに必要だと思うストライカーは、ダルウィン・ヌニェスだ」と断言している。
「リヴァプールから彼を取ることができるなら、ぜひともそうすべきだ。調子を落としている時期ではあるが、その内側には“怪物”が潜んでいる。存在感があり、どこか荒々しく、相手にとって脅威となるフィジカルを備えている」
「ユナイテッドには、前線で中心となる存在が欠けている。ヌニェスのようなフィジカルを持った選手こそ、その役割を担える。毎週コンスタントに使えば、彼は必ずプレミアリーグを席巻するようになる」
なお、リヴァプールはニューカッスルのアレクサンダー・イサク獲得を目指しており、その資金捻出の一環としてヌニェスを放出する可能性が取り沙汰されている。ヨーク氏の提言は“宿敵からの略奪”という極めて挑発的なシナリオを描き出した。