「審判目線の映像が観戦を変える?」プレミアリーグに“レフカム...の画像はこちら >>

審判目線の映像が追加へ Photo/Getty Images

審判視点が観戦を盛り上げる

プレミアリーグが、2025−26シーズン中に「レフカム(Ref-Cam)」を導入する見通しである。これは審判の視点から映像を届ける小型カメラで、試合中の出来事やゴールシーンをより臨場感のある視点で捉える新技術だ。



『The IFAB(国際サッカー評議会)』はFIFAからのフィードバックを受けて、「国内外の大会における試験的導入を承認する」と発表。これにより、プレミアリーグは正式にレフカムの本格導入に踏み出す形となった。

IFABによれば、「他の大会も同様の試験に参加できる。参加希望の大会はIFABおよびFIFAの許可を得た上で、技術的なガイドラインと推奨事項の支援を受ける必要がある」とされており、プレミアリーグはこれに準拠して運用を進める。

既に昨夏には、ロブ・ジョーンズ審判がチェルシー対ブライトンのプレシーズンマッチでレフカムを着用。また、2024年5月には、ジャレッド・ジレット審判がクリスタル・パレス対マンチェスター・ユナイテッドの試合で同様の装備を試験的に使用していた。これらはリーグの「プレミアリーグ・サマーシリーズ」における試験導入であり、後に限定的な映像公開も行われた。

FIFAの審判部門責任者ピエルルイジ・コッリーナ氏は「我々の予想を超える反響があった」と語り、「なぜすべての試合でやらないのか? さらに、なぜ他のスポーツでも使わないのか?という声が多く寄せられた」と続けている。

今後は、各クラブとの合意を経て、1節あたり1~2試合程度に限定して使用される可能性が高いとされるが、プレミアリーグ側は「導入に向けての障壁は低い」と見ており、早ければ数週間以内に視聴者は新たな映像体験を得ることができる見通しだ。

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