新オールド・トラフォード計画に暗雲　開発の障壁となっているのは？
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マンチェスター・ユナイテッドのオーナー、ジム・ラトクリフ photo/Getty Images

2030年までに間に合うか

1910年から使用されているマンチェスター・ユナイテッドのホームスタジアム、オールド・トラフォード。開場から100年以上経過していることもあり、近年はその老朽化が指摘されている。



そこでユナイテッドの新たな共同オーナーとなったジム・ラトクリフ氏とともにクラブは新スタジアムの開発を宣言。完成すれば10万人を収容できる巨大なスタジアムになると発表した。

しかし『TheGuardian』によると、その計画に遅延が発生しているという。その理由が、スタジアムの開発に必要な土地を巡る価格での対立だ。

ユナイテッドはその土地の価値を4000万ポンドから5000万ポンドほどと見積もっているが、地主であるフレイトライナー社はその土地の売却費として4億ポンドもの大金を求めている。

その土地というのが 物流の中心となるターミナルだ。ユナイテッドはここを利用して新オールド・トラフォードを建設したいと考えている。

ユナイテッドは新オールド・トラフォード計画にて、2030年までの完成を目指していると表明しているが、この状況が続くのであれば、間に合う可能性は低いだろう。

現状ユナイテッドの選択肢としては提示額の増額、フレイトライナー社の要求額減額を待つ、別の選択肢を考えるの3つとなるが、ユナイテッドはどれを選ぶことになるのだろうか。

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