マンUのターゲットになっているバレバ photo/Getty Images
中盤の補強も必要
今夏にFWマテウス・クーニャ、ブライアン・ムベウモ、ベンヤミン・シェシュコの獲得をまとめるなど、マンチェスター・ユナイテッドが前線の強化に力を入れているのは明らかだ。
しかし、昨季プレミアリーグ15位に沈んだマンUを立て直すにはまだ不十分だ。
指揮官ルベン・アモリムは[3-4-2-1]をメインシステムとしており、新シーズンもこれが継続されると見られる。その際、守備時には中盤を引き締めるダブルボランチの働きが重要となる。ここにはフィジカルに優れ、デュエルに強いMFが求められる。今のマンUはそうしたMFが不足しているのだ。
「アモリムが3-4-2-1のシステムにこだわるならば、ユナイテッドはボールを失った際に中盤の2人がピッチ中央の守備で負担を負うことになる。そのためボランチにはフィジカルの要求をこなせる選手が求められる。メイヌーはまだアモリムの下で先発の座を確保できていない。他の選手も、ユナイテッドのMF陣には特長に違いがある。ウガルテは守備に強みがあるが、ブルーノ・フェルナンデスはボールを持っていない時よりも持っている時に力を発揮するタイプだ。カゼミロは33歳を迎えており、シーズンを通して強度を維持できる可能性は低い。ユナイテッドには彼らの要素をバランス良く発揮できる選手が必要であり、そこでバレバの出番なのだ」
同メディアはこのように伝えており、バレバは21歳と若いことに加えてフィジカルにも強みがある。
それでもマンUが上を目指すには中盤に強度の高い選手が必要だ。前線のピースは揃いつつあるが、中盤の補強も進むか。