わずかシュート1本に終わったサラー フリンポンとの相性の悪さ...の画像はこちら >>

フル出場も平凡な出来に終わったサラー Photo/Getty Images

消えていたサラー

コミュニティ・シールドでクリスタル・パレスと対戦したリヴァプールだが、2-2からのPK戦に敗れ、今季初タイトル獲得はならなかった。

2度先行しながらも追いつかれた守備の緩さが指摘されているが、攻撃においても満足な出来とは遠かった。

特にエースであるモハメド・サラーの出来は不安を残すものだった。サラーはこの試合でわずかシュート1本、クロス1本という結果に終わっており、普段の水準からすれば「らしくない」パフォーマンスに終始している。

存在感がなかったのは、右サイドバックを務めたジェレミー・フリンポンとの相性の悪さが原因ではないかと『Football Insider』は指摘している。フリンポンは前への意識が強く出るあまり、サラーのプレイするスペースを潰してしまう傾向がみられるという。フリンポンが前に出るためサラーはサイドに留まることを余儀なくされ、最大の武器であるカットインからのシュートも活かせない。ちなみにフリンポンはクロス3本、シュート1本を記録している。

トレント・アレクサンダー・アーノルドも攻撃的なSBだったが、ドリブルで突進するタイプではなくクロスに持ち味があったため、サラーのスペースを潰すようなことはなかった。

PKも外してしまい、チームに勝利をもたらすことができなかったサラー。アルネ・スロット監督は、今季サラーおよびフリンポンの使い方を少し工夫する必要があるかもしれない。

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