まだまだアモリムが解決すべき問題は多いようだ Photo/Getty Images
フラムに1-1のドロー
プレミアリーグ第2節で、フラムに1-1のドローを演じたマンチェスター・ユナイテッド。58分にロドリゴ・ムニスのオウンゴールを誘発し先制したものの、73分にエミール・スミス・ロウに同点弾を許し、そのままゲームを終えた。
開始早々にマテウス・クーニャがシュートをポストに当てるなど、開幕節アーセナル戦に続いて攻撃陣が鋭さを見せたシーンもあったが、全体的にやや低調なパフォーマンスだったと言わざるを得ない。中盤の強度は高くなく、アマド・ディアロが簡単にボールを失い、GKアルタイ・バユンドゥルはコーナーキックのたびに不安を呼んだ。そしてブルーノ・フェルナンデスはPKを外してしまった。
英『Daily Mail』は、「ユナイテッドの立て直しはまるでモグラ叩き」だと見出しを打ち、ひとつの問題が解決してもすぐに別の問題が持ち上がると指摘した。クーニャとブライアン・エンベウモのおかげで、たしかに攻撃陣は改善の兆しを見せているかもしれない。しかし今度は中盤とGKの問題が浮き彫りとなり、平凡なチームという印象をぬぐい切れない。同紙のオリバー・ホルト記者は「現実は、このチームは依然として凡庸な選手が中心だ。過去の栄光を捨て、未来永劫栄光を掴めない。リーグ優勝など到底不可能なチームで、トップ4入りの可能性もほとんどない」と辛口だ。
まだまだ解決すべき問題が山積しているマンU。昨季よりもチームがまとまりを見せているようには感じるが、進歩は急速なものとは言い難いようだ。