インテルは開幕節から大勝 photo/Getty Images
昨季終了時はサイクルが終わったとの意見もあったが
昨季のインテルはリーグで2位、チャンピオンズリーグでは準優勝を果たすなど、決して悪いシーズンではなかった。しかしチャンピオンズリーグ決勝ではパリ・サンジェルマンに0-5と衝撃の大敗を喫したこともあり、どこか大失敗のシーズンと判定されるところもあった。
加えてチームの中心選手にはベテランも多く、指揮官シモーネ・インザーギも退任。チームは1つのサイクルの終わりを迎えたとも言われた。
しかし、DFアレッサンドロ・バストーニはそうした意見を否定している。インテルは今季開幕節でトリノを5-0で粉砕したが、バストーニはサイクルの終わりにあるチームがCL決勝まで進めるはずはないと完成度に自信を見せている。
「昨季はCL決勝に進み、リーグでは僅か1ポイント差の2位だった。人々の中には失敗のシーズンと言う人もいたけど、ピークの終わりにあるチームがCL決勝に辿り着くことは出来ないよ。チームは健全な状態にあり、意欲に満ち溢れている。新戦力もチームにエネルギーとモチベーションを与えてくれたね。このチームで戦えることを嬉しく思うし、今季も良い成績を残したい」(『Calciomercato』より)。
DFフランチェスコ・アチェルビ(37)やMFヘンリク・ムヒタリアン(36)らベテランも健在であり、そこにMFルイス・エンリケやアディ・ディウフ、FWアンジュ・ヨアン・ボニーなど楽しみな戦力も加わった。今季もスクデットを狙うだけの力はあるはずで、王者ナポリとのレースは今季も熱いものとなりそうだ。