マンUからローン中のヴィテク Photo/Getty Images
GK問題に揺れるマンU
マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ第3節でバーンリーと対戦。終了間際の劇的なPKで3-2とし、ようやくシーズン初勝利を挙げた。
しかし、いくつかの問題を抱えていることはやはりこの試合でも明らかとなった。そのうちの1つがGKの問題だ。この試合でも先発したのはアルタイ・バユンドゥルだったが、バーンリーのロングスローから始まった2失点目のシーンではヘディングを止めたものの真正面にこぼしてしまい、それを押し込まれている。
試合ごとに不安定さを露呈するバユンドゥル。一方もうひとりのアンドレ・オナナもカラバオカップのグリムズビー戦でクロス対応を誤るなど大きなミスを犯しており、マンUのGK問題は喫緊の課題となっている。試合後、ルベン・アモリム監督はこの件について追及されている。
「彼らも人間だ。マンチェスター・ユナイテッドではあらゆることがニュースになる。誰もがGKの話題を持ち出すし、GKを交代させたときでさえこういう状況は起こるものだ。私たちはいま、まさにそんな瞬間にいる。マンチェスター・ユナイテッドのGKでいるのは大変なことだ」
アモリム監督は選手を擁護したが、解決しなければならないことは明らか。そんななか、マンUからローンでブリストル・シティに移籍している21歳のGKがビッグセーブで注目を浴びた。アカデミー出身のラデク・ヴィテクだ。
ヴィテクはハル・シティ戦で驚異的なセーブを見せ、4-2の勝利に貢献。話題になっているのは左サイドからのクロスを近距離からヘディングで合わせられたシーンで、ヴィテクは素早く体を倒し、これを右腕一本で弾き出してみせた。英『Daily Mail』は「アモリム、見ているか?」とこれを報じた。
SNSには「オナナの代わりにヴィテクを戻したらどうだ?」「マン・ユナイテッドがこれを見る前に消せ!」「ラデクが残ってくれると嬉しいんだけど。でもそれは難しいんだろうな。多分もっと大きくて良いところへ行くんだろう」などのコメントが寄せられている。
トップチームに定着できずローンを繰り返していたヴィテクだが、素晴らしいシュートストッパーとなりつつある。マンUは彼のローンバックも検討すべきかもしれない。
A quite frankly ridiculous save from Radek Vítek. https://t.co/AjFbCKqhyv pic.twitter.com/sNHnTgDGjB
— Bristol City FC (@BristolCity) August 30, 2025