アルゼンチン代表のエミリアーノ・マルティネス photo/Getty Images
夏の移籍は実現か
マンチェスター・ユナイテッドが、アストン・ヴィラに所属するアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスと個人合意に達し、クラブへ正式なアプローチを開始した。この情報は、ユナイテッドがロイヤル・アントワープのGKセネ・ラメンズの獲得に失敗した場合の具体的な選択肢として浮上していた。
マルティネスは、アルゼンチン代表としてカタールW杯で優勝に貢献し、世界最高のGKの一人としての地位を確立した。アストン・ヴィラでも守護神としてチームを支えてきた。ユナイテッドは、不安定なGK陣の強化を目指しており、移籍願望のある経験豊富なマルティネスは理想的な補強候補である。
ユナイテッドのGK事情は混迷を極めている。守護神アンドレ・オナナは度重なるミスで批判に晒されており、アモリム監督との関係も悪化していると伝えられている。また、先日行われたカラバオカップのグリムズビー戦では、自身のミスが原因で失点を招くなど、不振が続いている。
もしマルティネスの移籍が実現すれば、ユナイテッドの守備は大きく安定するだろう。彼のリーダーシップと、ビッグゲームでの強さは、チームに欠けている要素である。一方で、オナナの去就はさらに不透明なものとなる。ユナイテッドが抱えるGK問題を解決できるのか、そしてマルティネスが新天地でどのような活躍を見せるのか、今後の動向に注目したい。