ニューカッスルに移籍したヴォルテマーデ photo/Getty Images
ビッグディールで電撃移籍
夏の移籍市場が閉まる直前にシュツットガルトからニューカッスルへの移籍が発表されたニック・ヴォルテマーデにとって、13日(現地時間)に行われるウルブズ戦が新天地でのデビュー戦となる。
身長198㎝の長身ながら足元の技術の高さも併せ持ち、バイエルン・ミュンヘンが獲得を熱望した逸材のプレミアリーグ挑戦は、同選手の出身国であるドイツでも大きな話題となっている。
現役時代にリヴァプールやバイエルンで活躍したディトマール・ハマン氏もヴォルテマーデのパフォーマンスに注目している。同氏は、ニューカッスルがヴォルテマーデのために移籍金と追加ボーナスを合わせて総額9000万ユーロ(約156億円)を費やしたことを考えれば、シーズン二桁得点を達成しなければ周囲の人々は納得しないだろうと考えている。
「彼の移籍金が4000万ユーロ(約69億円)ほどであれば、『6点か7点取ってくれれば素晴らしい』と人々は言うはずだ。しかし、実際に彼にかかった費用は9000万ユーロ(156億円)だ。評価されるには12点か14点は必要になるだろう。サポーターから大きな期待を寄せられるのは当然のことながら彼にとって問題となる可能性がある。まだ若いし、チャンピオンズリーグでプレイした経験もないからね。全てが彼にとって新しい挑戦となる」
果たして23歳のドイツ人ストライカーは、世界最高峰のリーグでシーズン二桁得点という課題を達成することができるのだろうか。