ジェコ、ナインゴラン、サラーがいた9年前 黄金期ユーヴェさえ...の画像はこちら >>

ローマでプレイしたナインゴラン photo/Getty Images

悪童MFに少しの後悔

2011-12シーズンから2019-20シーズンまでセリエA9連覇を果たしたユヴェントス。当時は他クラブも懸命にユヴェントスを追いかけたが、なかなか牙城を崩せなかった。



この期間、3度2位でフィニッシュしたローマもその1つだ。そしてその悔しさを味わった選手の1人に、元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランがいる。

ナインゴランは何かとお騒がせな人物ではあるが、MFとしての完成度は極めて高かった。ローマは2016-17シーズンを2位で終えているが、当時全盛期にあったナインゴランはリーグ戦だけで11ゴールを記録。伊『Gazzetta dello Sport』によると、ナインゴランはユヴェントスがあそこまで強くなければローマがスクデットを獲れたと振り返る。

「中盤では俺とデ・ロッシがボランチを組み、その前にいるピアニッチは相手を翻弄していた。ローマにずっといたかったよ。加入した当初チームはそこまで強くなかったが、そこからリュディガー、サラー、ピアニッチらが輝かしいキャリアを築いていった。当時のユヴェントスは無敵だったからね。今のリーグであれば、当時のローマの戦力なら5回スクデットを獲れただろう」

2016-17シーズンはFWエディン・ジェコがリーグ戦で29ゴール、サラーも15ゴールを挙げるなど、リーグ戦での得点数90ゴールは優勝したユヴェントスより多かった。しかし当時のユヴェントスは試合巧者で、最終的にローマは4ポイント差で2位フィニッシュとなっている。

確かに時代が違えば優勝できていた可能性があり、当時のローマもかなり良いチームにまとまっていたと言える。




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