ポーランド代表のピョンテク photo/Getty Images
ACLEでの活躍にも期待
最近アジアの移籍市場ではサウジアラビア勢が全ての話題をさらっており、資金力でサウジ勢に対抗できるリーグはない。サウジアラビアには欧州トップリーグから次々とスター選手が集まっていて、15日によりスタートしたアジアチャンピオンズリーグエリートでもサウジアラビア勢の優勝を予想する声が目立つ。
そのサウジアラビア勢に比べると地味な動きになったものの、もう一つ見逃せない勢力がカタール勢だ。カタールもアル・サッドを中心に外国人助っ人を積極的に獲得していて、アル・サッドは今夏にサウジアラビアのアル・アハリからブラジル人FWロベルト・フィルミーノも獲得している。
さらにもう一人。今夏にトルコのイスタンブールBBSKからアル・ドゥハイルに加わったポーランド代表FWクシシュトフ・ピョンテクも見逃せない。かつてジェノアでゴールを量産したところから、ミランにも引き抜かれた点取り屋だ。ミランでは結果が出なかったものの、トルコのイスタンブールBBSKでは得点感覚が爆発。
2023-24シーズンはリーグ戦で17ゴール1アシスト、昨季は21ゴール2アシストを記録し、今夏にアル・ドゥハイルと契約を結ぶことになった。アル・ドゥハイルでも移籍早々にACLE予選で1ゴール、リーグ戦では直近のウム・サラル戦でハットトリックを記録していて、スタートは上々だ。
チームは15日にACLEリーグフェーズ第1節でサウジアラビアのアル・ヒラルに惜しくも1-2で敗れたが、チームにはラツィオなどで活躍してきたMFルイス・アルベルトもいる。アル・ドゥハイルもACLEの決勝トーナメント進出を狙えるはずで、ピョンテクの得点力が爆発すれば面白い。
来年には2026ワールドカップもあるが、『Get Footballnews Italy』はピョンテクがポーランド代表で引き続きプレイしたい考えだと伝えていて、キャリアの終わりにカタールを選んだわけではない。まだ30歳と中堅世代であり、カタールの地でどこまでゴールを量産できるのか楽しみだ。