J3高知・秋田豊監督が会見 パワハラを否定 辞任は連絡途絶え...の画像はこちら >>

会見を開いた秋田監督 photo/Getty Images

改めてパワハラを否定

サッカーJ3の高知ユナイテッドSCは、パワーハラスメント疑惑で休養中であった秋田豊監督が、9月19日付で辞任したことを明らかにした。

会見を開いた秋田監督は、辞任の理由として、自身に対するパワハラ疑惑と、クラブの経営陣に対する不信感を挙げた。

特別調査委員会が6つのパワハラ事案を認定したことについては、「選手の成長を願う厳しい指導であった」と説明しつつも、不快な思いをさせたことについては謝罪した。

一方で、今回の辞任は、パワハラ疑惑の引責ではないと強調。「暴力を振るったり、悪意をもって指導したことは一度もない」とした上で、休養中にクラブの山本志穂美社長から連絡が途絶え、特別調査委による報告書も8月に上がっているが未だ発表はなく、わざと遅らせている疑いがあるという。そのため秋田監督はクラブがパワハラを口実に解任を狙っているとの不信感を募らせ、これ以上時間を無駄にしたくないとの思いから辞任を決断したとも説明した。会見では「(山本社長との関係悪化について)自分としては、そんな思いはなかったが、山本社長のそういう思いが見え始め、これは解任させたい思惑がある」と語っている。

また高知は、秋田監督の休養中に5連敗を喫し、さらに暫定で指揮を執っていた神野卓哉ヘッドコーチも「クラブと話し合いを続けてきたが、状況の変化がないため、これ以上のマネジメントは難しい」と10日に退団した。

秋田監督は、会見の最後にサポーターへの感謝の気持ちを「どんな時も温かいメッセージをいただいた。短い間でしたが、ありがとうございました。高知、最高です!」と述べ、クラブのJ3残留も願った。


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