イベントを欠席したハミルトン Photo/Getty Images
愛犬の容態を懸念
フェラーリのルイス・ハミルトンが、金曜日に予定されていたピレリのタイヤテストイベントへの参加を急遽辞退し、代役のドライバーがすでに決定している。同ドライバーの欠席の背景には、愛犬の健康問題がある可能性が報じられている。
ハミルトンは、アゼルバイジャンGPで12番手スタートから8位フィニッシュという健闘を見せていた。このレースの最終ラップでは、チームメイトのシャルル・ルクレールに順位を譲るよう指示されていたが、わずかな判断ミスで指示を遂行できずにゴールするという出来事があった。しかし、今回のテスト欠席はレースでの出来事とは無関係のようだ。
ハミルトンは水曜日の夜、自身のSNSで愛犬ロスコの写真を投稿し「恐ろしい数時間だった。皆、ロスコのために祈っていてほしい」と感情的なメッセージを発信していた。イタリアのF1記者は、ロスコの健康状態が、ハミルトンのテスト辞退の理由である可能性を示唆している。
ロスコは今年初めに肺炎と診断されており、12歳半という高齢であることも懸念される。レースがない週末を利用してのテスト参加を辞退するほど、ハミルトンにとってロスコの存在は大きいのだろう。次戦のシンガポールGPで、彼が集中した走りを見せられるのか、注目したい。