お金が貯まらない状態が続いていると、万が一の備えができず、不安だけが続いてしまいます。何かあった時のため、そして将来のためにも、お金が貯まらない原因を探し出しておきましょう。



そこで今回は、貯金ができない人にこそ知ってほしい情報をお伝えします!貯金のヒントもあわせて学んでおきましょう。



■リボ払い利用は要注意!



「毎月の返済額が一定」というメリットがあるリボ払い。しかし、これには大きな落とし穴が存在します。



それは、恐るべき金利の高さ。リボ払いを利用すると、1年間で約15%の利子を払わなければなりません。



ではここで、15万円の買い物をした状況をイメージしてみましょう。一括払いなら金利は発生せず、15万円を支払えばいいだけ。その一方、「月1万円の元利定額返済のセットでリボ払い」を選択した場合、15万円に加えて17,152円の金利を支払わなければなりません。



また、「15万円の買い物を月1万円ずつに分けるから、15カ月間支払えばいい」と考えてはいませんか?実際は元本部分の返済が1万円に満たないため、17カ月に渡って返済することになってしまいます。



毎月1万円ずつ返済していると、そのうち「総額でいくら払っているのか」という感覚が麻痺してしまいがち。むしろ、「リボ払いのおかげで返済の負担が減った」と誤解してしまうケースもあるようです。こうみると、リボ払いの恐ろしさを感じられたのではないでしょうか。



■財布を見直して脱リボ払い!



「買い物の際は財布からカードを取り出してリボ払いをするだけ」という方は、これを機にリボ払いを卒業しましょう。まずは財布を整理して、現金での買い物がスムーズになるように工夫することが大切です。



数日前のレシートが入ったままの状態なら、財布に興味をもっていないと考えられます。毎日財布の中を確かめ、取り出したレシートを1週間だけ保管し、そのあとは処分する習慣を身につけておきましょう。「毎晩寝る前に」というように、財布を確認するタイミングを決めておくのもおすすめですよ。



また、増えがちなポイントカードは枚数を限定しておきましょう。「ポイントカードは5枚、クレジットカードは2枚まで」などのルールを決めておくと分かりやすいですよ。



■お金を貯めるためのヒント



財布をきれいな状態にできたら、貯金にも取り組んでいきましょう。次のポイントを押さえれば、効率よく貯金を進めることができますよ。



固定費を抑える

毎月の固定費が安くなれば、貯金に充てるお金を安定して生み出せます。とくに金額の大きい家賃は、大きな節約効果が期待できます。よく「手取りの30%が基準」といわれていますが、節約のため25%に抑えるよう意識してみましょう。



副業をはじめる

支出を抑えるだけでなく、収入を増やすことも重要です。本業で昇給を狙うだけでなく、副業で別の収入源を見つけるという手段も。

会社のルールを確認しておき、副業が認めていたら挑戦してみてはいかがでしょうか。



投資をする

貯金がある程度増えてきたら、投資に挑戦するのもいいでしょう。「NISA口座(非課税口座)」なら、年間120万円まで売却益や配当金が非課税になります。必要コストも少ないため、手始めにNISAを利用してみるのもおすすめです。



■まとめ



これまでリボ払いを使い続けていた人は、かなりの金利を払っていた可能性があります。「なぜかお金が貯まらない」という原因は、ここにあったのかもしれません。そうと気が付いたら、もうリボ払いの利用はストップしておきましょう。



財布が使いやすくなれば、現金での買い物も煩わしく感じないはず。リボ払いで買っていた無駄な支出を抑え、どんどん貯金に充てていきましょう。



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